素人でもできるバンパー修理方法とは?
ただし、今回の記事は擦りキズに限定します。
へこみ、折れ、つぶれなどの変形や、割れ、ちぎれ、破れなどの破損の場合は修理方法が異なります。
①まずは洗車
どこがキズ?
車が汚れていると、よくそんな風に思います。
『ヤベッ、擦った!』
と思っても、洗車して綺麗にしたら意外と大したことないキズだった。とか。
『あれ?こんなとこにもキズが!』
なんてことも。
とりあえず車を綺麗にして、キズの状態を把握しましょう。
②キズを拭く(シリコンオフなど)
キズの部分は洗車で綺麗になっていますが、シリコンオフやシンナーなどの溶剤でキズを拭いてみましょう。
注:あまり長くやってると、塗膜が侵されるのでほどほどに。
擦りキズの多くは、擦った相手側の塗料がこびり付いたものだったりします。
これは洗車では落ちませんが、溶剤なら落ちます。
この時点でかなり綺麗にはなっているはず。
③残ったキズを削る(研ぐ)
バンパーのキズの場合、毛羽立った状態になっていることが多いです。
塗装ができるのであればキズの周囲2〜3cm程度を、まんべんなく200番前後のペーパーで研ぐのですが、塗装をせずにタッチペンだけでなんとかする場合、キズの中のみにペーパーがあたるように慎重にキズを研ぎます
要はキズを滑らかにしたいのです。
キズが細い場合は無理してペーパーで研がずに、毛抜きなどを使って、毛羽立った部分をカットしましょう。
ペーパーはホームセンターなどに売ってるサンドペーパーで十分です。
キズの周囲にマスキングテープを貼って傷口を広げすぎないようにするのも手です。
④タッチペンで塗る
まず大前提に、自分の車と同じ色を買ったとしても、色は違うと思ってください。
そもそも色が完璧に合うはずがありませんので。
同じ車種、同じ色でも厳密に言えば色は違います。
毎日直射日光を浴びている車と、常時車庫保管の車が同じ色を保てるはずもないのです。
それが一般的に販売されているタッチペンと色が合うはずが無いのです。
『見た目は良くなる』程度に考えましょう。
タッチペンを使うコツは3つあります。
1.キズの大きさに合った筆を用意する
市販のタッチペンは、瓶の蓋に筆が付いていて、しかも結構な太さがあります。
めんどくさがってそのまま使うと、キズよりもはみ出して塗ることになり、かえって目立つ結果になります。
キズからはみ出さないように塗るために、キズよりも細い筆を用意しましょう。
2.とにかく良く混ぜる
何度も何度も良く振って、中の塗料を良く混ぜます。
車の塗料はさまざまな種類の顔料を混ぜているので、放置しておくと分離します。
分離した状態で塗るともちろん全く違う色になってしまいます。
特にメタリックはアルミの粉末が入っているので、とにかく良く混ぜましょう。
3.一度で仕上げずに、何度も塗り重ねる
筆にひたひたに塗料をつけて一気に塗ろうとするとまずはみ出します。
慌てずに少しずつ何度も塗り重ねましょう。
⑤乾燥後にコンパウンドで磨く
要約すると、
本当のキズの部分以外は消せます。
キズは滑らかにして、最小限のタッチペンで塗り重ねて周りの塗膜と同化させます。
これだけで見違えるほど…とは言えませんが、かなり目立たなくなります。
是非試してみてください。