今回はエンジンがかからなくなった時の原因と対処方法をお伝えします。
ある日突然、エンジンがかからなくなった時ってありませんか?
急いでいる時に限ってそういうことが起きるんですよね〜。
まぁ、ほとんどの場合、大したことのない原因なんですけどね。
例えば、
①Pレンジに入ってない。
PかNレンジに入ってないと、エンジンはかかりません。
『いや、Pに入ってるんだけど』という方、ごく稀にシフトレバーはPに入ってるように見えるけど、
実はちょっと引っかかっていて、内部のスイッチが認識していない場合もあります。
一度、別のレンジに動かしてから再度Pレンジに入れてみてください。
②ブレーキを踏んでない
スマートキー車はブレーキを踏んだ状態でないとエンジンがかかりません。
ただブレーキを踏むのではなく、ブレーキが踏まれた状態なのを車両が認識する必要があります。
③クラッチを踏んでない
マニュアル車はクラッチを踏んでないとエンジンがかかりません。
ギアが入った状態でエンジンがかかると、車が突然動き出すので、事故防止のために
クラッチを踏んだ状態でないとエンジンがかからない仕組みになっています。
④スマートキーの電池が終わりそう、またはスマートキーが車内にあると認識されていない
スマートキーをエンジンスタートスイッチに近づけた状態でエンジンをかけましょう。
(電池はなるべく早く交換しましょう)
この辺の原因はすぐに対処できますね。
ただ、次はどうでしょう?
⑤バッテリー上がり
対処方法は以前書きましたがあらためて、
一番いいのはジャンプスターターを常備しておくこと。
なければご自身の保険についているロードサービスに電話。もしくはJAF会員ならJAFを呼ぶ。
保険に入ってないし、JAFも会員じゃない!
ならばジャンプスターター、もしくはブースターケーブルを持っている家族や知人に電話してみましょう。
うまくいけば助けに来てもらえるかもしれません。
ダメならJAFに電話して有料で対処してもらうか、周りの人に助けを求めるか、ですね。
⑥ガス欠
まぁ一番いいのはメーターの半分を切ったらガソリンを満タンにするクセをつけておくことですね。
めんどくさがって後回しにしていると、すっかり忘れて『ヤベェ!やっちまった!』となることもあるかと思います。
そんな時はまず、近くに歩いて行けるガソリンスタンドがあるか、スマホなどで検索してみましょう。
『ロケスマ』というアプリが便利です。
現在地に近いガソリンスタンドのみを地図上に表示させることが可能です。
歩いて行ければ、スタンドの兄ちゃんに『すんませーん!あそこでガス欠になっちゃったんですけど〜。助けてもらえます?』
みたいにいけば、おそらく携行缶などに入れたガソリンで助けてくれるでしょう。
復活したらそのスタンドに行って満タンにしてもらいましょう!(助けてもらったお礼です。)
⑦それ以外の致命的なトラブル
それでもエンジンかからないよ!
というトラブルは、思いつくだけでもキリがありません。
良くわからないのであれば、素直にロードサービスやJAFを呼んだ方が良いですね。
そのためにはやっぱり、普段からトラブった時のために
ロードサービスやJAFの電話番号を携帯に登録しておくといいでしょう。
車検証と一緒にロードサービスの電話番号などをしまっておくのもいいと思います。
もっと良いのは、日頃から自分の車のメンテナンスを欠かさないということですね。
・バッテリーを交換した時の日付、走行距離の把握。
バッテリーはだいたい3年から長くても5年くらいまでで交換が望ましいです。最大でもっても5年でアウトです。
それ以上耐えられたバッテリーはほとんど見た事がありませんので安全を考えると3年目には交換を予定しておいたほうがいいでしょう。
(バッテリーの寿命を測定してくれるテスターがある車屋さんも、探せばありますので、気になったら相談してみるといいかもしれません。)
バッテリーは厄介なもので、予兆もなくある日突然逝きます(笑)
・エンジンオイルを交換した日付、走行距離の把握。
ボンネットを開けると、どこかにラベルが貼ってあります。
『15,000kmまたは、1年のどちらか早い方を目安にエンジンオイルを交換して下さい。オイルのグレードはSJ以上。』
などと書いてあると思います。
これは車種によっても変わる数値だと思いますが、なるべくそれよりも早く交換することを推奨します。
オイルのグレードですが、SAから始まり、現在はSMだかSNだか、それくらいですね。
要するに、Aから始まり、B、C、Dと進んでいき、グレードが高いほどアルファベットの後ろの方になります。
最低限、SJ以上のグレードを入れましょうということです。
この辺を把握しておくだけでもトラブルに合う確率はグッと減ると思います。
さらには、
・ファンベルトの張り具合やヒビの有無の確認。
ベルトの張り具合は、一番たわむ位置でも10mm前後のたわみ量が1つの目安になるそうです。
ベルトのプーリーがあたる部分にヒビが見られれば、潔く交換しましょう。
ベルトが1本がけなら1本で良いのですが、2本、3本使っている車もありますので、なるべく全部一気に交換した方がいいと思います。(一気に全部交換しても、1本だけ交換しても工賃がほとんど変わらないと思いますので。)
・冷却水の漏れの有無の確認(リザーブタンクの量を参考にすると良いです)
この辺まで気にかけていれば、よっぽどの事がない限り、トラブルになることはないでしょう。
それほどまでに国産車のクオリティは高いです。
要するに、水(冷却水)とオイルさえしっかり管理されていれば、ほぼ大丈夫といった感じですね。
まとめ
日頃から車のコンディションを気にかけておくだけで、予期せぬトラブルはグッと減ります。
もし、車のメンテナンスはさっぱりわからない、というのであれば車検だけでなく6カ月点検や
12か月点検も受けるようにしましょう。
車検は義務ですが、6カ月、12か月点検は受けなくても罰則はありません。
なので、受けない人も多いと思いますが、車検の時しかメンテナンスをしない車は
高確率で致命的なダメージを負っています。
そのような車は、6カ月、12か月点検をちゃんとやっている車と同じコンディションに戻すには
至難の業です。
手遅れにならないよう、定期的なメンテナンスを心掛けたいですね。