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ディーラーで修理してもらうとなぜ高い?その理由を語ろうと思う。

事故車の修理をディーラーに依頼すると高い。

そんな話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

 

ディーラーは高い。

では近所のカー用品店に出そうかというと、少し技術面に不安が…

かといって、鈑金修理専門の工場に出すのはなんだか入りづらい気もする…

 

じゃあどうしたらいい?

 

まず、結論から言って、ディーラーは高いです。

そもそも自動車部品を作っているのはメーカーです。

ディーラーはメーカーが作っている車の販売店です。

そのため、部品の供給はかなり安くできるのです。

ディーラーはメーカーからの仕入れ値を明かしてくれませんが、おそらく定価の5割以下と思われます。

 

一方、鈑金修理専門の工場などは、基本的に部品商と呼ばれる問屋さんからの仕入れが一般的です。

 

部品商はメーカーから定価の2割引くらいで仕入れ、それを鈑金工場に出す時は定価の1割引くらいで卸し、その差額で利益を出します。

鈑金工場はエンドユーザーに定価で取り付けや、調整をすることで、部品代の1割と、工賃が利益となります。

 

ディーラーの場合、部品の仕入れ値がえげつないほど安いため、ディーラーはどんな傷でも部品の交換を推奨しています。

 

そのため、修理で治るような傷も部品を新品に交換することで利益をだしてしまうので、お客さん側にとっては部品代だけでかなりの金額になります。

 

一方、鈑金工場は部品を交換しても大した利益は得られません。

なので、出来るだけ損傷した部品を修理することで、修理代で利益を得ようとする会社です。

 

ちなみに部品代はどれくらいかというと、ドア1枚で5万前後(車種によってちがいますが、一般的な普通車でそれくらいの価格です。)

そこに塗装費用が3万円前後。

そして交換工賃が1〜2万円。

結局、ドア1枚交換で10万円前後かかる事になります。

 

一方、修理となれば、

鈑金修理費用が1〜2万円(損傷具合で変動)

塗装費用が3万円前後。

高くても5万くらいでなおります。

 

この差は歴然ですね。

 

だからと言って何でもかんでも修理できるかというとそうでもありません。

もともと塗装された状態で供給される部品や、そもそも修理&塗装するよりも交換してしまった方が安い部品もあります。

なので、結局ほとんどの部品が交換となってしまう場合は、ディーラーでも鈑金工場でもほとんど変わらないこともあったりします。

 

でも普通はどれくらいの金額が掛かるかなんて分からないものですから、まずはディーラーに見積もりだけしてもらいましょう(笑)

そのあとで、鈑金工場にも見積もりをお願いすれば、きっと安くやってくれるはず・・・。

 

ディーラーで見積もりしてもらったら、腰を抜かすほど高額な見積もりを出された!

と、ウチに相談に来るお客さんはけっこういらっしゃいます。

ご自分でぶつけてしまい、自腹で修理する方は特に鈑金工場の安さに喜ぶでしょう。

 

ただ、これがぶつけられて相手が保険に入ってないとか、それが新車だったりとか、そうなると揉めますよね・・・。

ぶつけられた側のほとんどの方は『全部交換してくれ!』と言うでしょう。

そうなるとディーラーで頼みたくなりますよね(笑)